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剣盾ヒロイン「マリィ」はなぜ高いのか?レアリティ・イラスト・収録パックのまとめ

ポケモンカードの人気カード「マリィ」レアリティ・イラスト・収録パックをまとめてみました。

 

 マリィとは?

 剣盾のヒロイン・マリィ

ソード・シールドで初めて登場したキャラ。

方言が特徴で、主人公と並行してチャンピオンを目指すライバル的な立ち位置で登場します。

その一方で、マリィの熱狂的なファン(フーリガン)集団である「エール団」は、マリィを勝たせるべく、主人公にたびたび妨害を加える「悪の組織」

過去作の「悪の組織」と比べると、残虐性や結束意識は高くなく、悪質性の低い組織ではあるのですが、マリィは敵組織(悪の組織)の結束の象徴となってしまっています。

また、マリィはジムリーダーであるネズの妹という設定であり、ネズ・マリィの故郷であるスパイクタウンのために戦うという使命を負っている

仲間でもあり、ライバルでもあり、敵対的立場でもあるという、唯一無二の特性を持ったヒロインです。

 

 ポケカ対戦でも強力に活躍

ポケモンカードゲームにおける「マリィ」の効果は、お互いの手札を山札の下に戻しつつ、相手は4枚・自分は5枚カードを引くというもの。

手札リセットとドローという効果を併せもっており、主人公への妨害を図る「エール団」の象徴としてのマリィ、主人公の仲間として切磋琢磨してチャンピオンを目指すライバルとしてのマリィという、マリィの二面性をうまく表現したカードといえます。

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 レアリティ一覧(相場順)

 「シールド」マリィ

マリィが初登場したのが、2019年12月に発売された「シールド」です。

私服を着たデザインであり、女性サポートとしては珍しく、笑顔を見せない真剣な表情。

これは、笑顔を作るのが苦手であるというマリィの特徴をうまく捉えたデザインとなっています。

効果が強力であったため、登場当初から人気を集めていたカードでした。

一時はシャイニースターVのデザインの方に人気を獲られていましたが、そもそもの流通量が少なかったことの希少性、最初に出たマリィというブランド力から、通常のパックに封入されたカードであるにもかかわらず非常に高額で取引されています。

 

 「シャイニースターV」マリィ

2020年12月に発売されたハイクラスパック「シャイニースターV」に収録されたマリィです。

同パックに収録されたカードとしてはトップレアとなっています。

トーナメントのユニフォームを着用しており、まさにこれからポケモンバトルが始まるぞという臨場感に溢れる一枚。

シールドのマリィとは人気が二分されますが、再販の頻度が少なかった「シールド」に対し、「シャイニースターV」は複数回再販され流通量が多かったことから、こちらのマリィの方が市場流通量が豊富

 

 「シールド」HR

2019年12月に発売された「シールド」に収録されたHR版のマリィ

サポートのHRはイラストの映りが悪かったことからか登場当初から人気が低く、マリィもSR版に比べるとかなり低い金額で流通していました。

もっとも、スカーレット・バイオレット以降ではサポートのHRが廃止されたため、逆に希少性を帯びるようになり、

スタンダードレギュレーションでマリィが使えなくなり、絶版になって以降は価値が上がりました。

 

 「マリィの練習」マリィ

トレーナーカードコレクション「マリィの練習」に封入されたプロモカードである「マリィ」。

R加工(レア仕様)となっています。

普段笑みを見せないマリィが笑顔の練習をしているイラスト。モルペコと一緒に写っていたり、マリィのサインが入っていたりと、キャラのファンには垂涎の一枚ではないでしょうか。

惜しいのはSR加工でないところ。しかし、プロモカードで入手困難であることから、通常レア仕様のカードとしては高額で取引されています。

 

 「エクストラバトル」マリィ

マリィがスタンダードレギュレーションで使用できなくなって以降に、「エクストラバトル」での参加賞プロモカードとして登場しました。

エクストラバトルは参加するために抽選が必要なケースも多いですが、参加さえすれば誰でももらえるため、相当数流通しており、価格も抑えめです。

ノーマル仕様でキラ加工はありませんが、エクストラレギュレーションでも活躍できるカードであるだけに新規イラストの登場は嬉しいところです。

 

 高額である理由

 剣盾を象徴するヒロイン

ポケットモンスターソード・シールド(剣盾)は、「キャラの多様性」をテーマにした作品でした。

ただこれは裏を返すと、王道の美少女キャラが非常に少ないことでもあります。

前作のサン・ムーンでは、ヒロインである「リーリエ」のみならず、キャプテンの「アセロラ」、アニメに登場した「マオ」「スイレン」など、色白・小柄の美少女という王道キャラが多く登場していました。

反面、剣盾に登場する女性キャラは、アジア人「サイトウ」、色濃く日焼けした「ルリナ」、奇抜で癖の強い「クララ」など、これまでになかった多様性を帯びています。

どれも魅力的なキャラですが、特徴的な個性を持っているため、王道の美少女キャラは一人もいません。

これらのキャラとの比較で、唯一王道的な美少女であるマリィが、ソード・シールドの象徴ヒロインとしてのポジションを得ていることは明らかでしょう。

 

 対戦での強力性

以前のレギュレーションでは「マリィ」は必須カードとなっていました。

手札干渉兼ドローソースという性能は非常に強力であり、序盤でトラッシュしたくないカードを山札に戻しつつカードをドローして展開に繋げる、あるいは「頂への雪道」「シンオウ神殿」といった妨害カードと合わせて使い相手の動きを止めるなど、多様な役割を担っていたカードです。

その強力さはポケモンカードの歴史を通じても輝くものであり、エクストラレギュレーションでも頻繁に採用されています。

イラストの美麗さのみならず、実用性を兼ね備えている点も、マリィの資産性を高めています。

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