ポケモンカードのガチ対戦では避けて通れない「サイド落ち」。
試合に必要なカードがサイドに行ってしまうことを指しますが、一体この確率がどれほどのものなのか、計算してまとめてみました。
ポイント
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条件
計算するにあたっては、
・引き直しがないこと
を前提としています。
基本的に、ポケモンカードでは、たねポケモンであればそのカードを引いてスタートできる可能性がある(=そのカードを引けなかったときに引き直しができる可能性がある)ため、サイド落ちする確率が低くなります。
極端な話、デッキにたねポケモンが1枚しかなければ、必ずそのカードでスタートすることになるため、サイド落ちの確率は0パーセントです。
これは裏を返すと、たねポケモン以外のカードは、その割を食う形でサイドに落ちる可能性が高くなるわけです。
このあたりは別の記事で細かく解説しようと思いますが、この記事ではあくまで引き直しがないことを前提としたサイド落ち確率を考察・まとめていきます。
確率
1枚の場合
サイド落ちする確率は10%(10回に1回)です。
9割はサイド落ちを回避できると考えると、体感よりも低い数字かもしれません。
ドラピオンVやマナフィなどの、特定のデッキへのメタカードの採用が1枚であることが多いのは、多くの人は「9割の確率でデッキの中に残っていれば十分である」と判断しているからでしょう。
2枚の場合
デッキに2枚入れているカードの場合、
1枚サイド落ちする確率は18.3%(約5.4回に1回)
2枚サイド落ちする確率は0.84%(約119回に1回)
これらを除いて、1枚もサイド落ちしない確率は80.8%となります。
2枚投入した場合には、すべてサイド落ちする確率はかなり低くなります。サイドにカードはしっかり複数枚積んでおくのがいいですね。
3枚の場合
1枚サイド落ちする確率は25.09%(約4回に1回)
2枚サイド落ちする確率は2.37%(約42回に1回)
3枚サイド落ちする確率は0.06%(約1667回に1回)
3枚投入しているカードはデッキのメインとして使うカードがほとんどでしょう。
3積みしていれば、97%以上の確率で2枚以上山札にカードを残すことができます。
また、3枚サイド落ちしてしまう確率もかなり低く抑えることができますが、天文学的といえるほどの数字ではないため、大型大会に頻繁に参加していれば稀に遭遇してもおかしくありません。
4枚の場合
1枚サイド落ちする確率は30.5%(約3.3回に1回)
2枚サイド落ちする確率は4.4%(約22.7回に1回)
3枚サイド落ちする確率は0.22%(約455回に1回)
4枚サイド落ちする確率は0.003%(約33333回に1回)
4積みとなるとそれ無しではデッキを回すことができないような必須カードが想定されますが、さすがに4枚投入したカードについては、極端なサイド落ちを回避できる可能性が高いです。3枚以上サイド落ちする確率は1%未満であり、たいていの試合では2枚以上は山札に残してスタートできる見通しになります。
その反面、デッキへの投入枚数が多い分、およそ3試合に1回は1枚以上サイド落ちしてしまう計算に。不運ではなく、試合で通常起こり得る事象として想定しなければならない確率です。
4枚ともサイド落ちする確率は天文学的な確率ですので、生きているうちに遭遇するかどうかというレベル。1日1試合したとして100年かかる計算です。
デッキに4枚投入しているカードは複数あるでしょうから、実際の遭遇確率はこれよりは高くなりますが、起きてしまったら不運としか言いようがないですね。